2020年5月17日日曜日

蜂毒でエピペンを自己注射した体験談

間抜けな話



養蜂なんですが手伝ってくれる知人がいて
引き継ぎのため一緒に作業をしてもらいました。

いつも以上にしっかり防護服を着て、慎重にやるわけなんですが
面布が姿勢の関係で顔に張り付いてしまい、ちょうど警戒バチが顔の周りに何匹かいて
運悪く面布越しに耳の近くの顔と首を2箇所しっかり刺されてしまいました。


あーーーっやってしまったーーー。

慎重にやれば刺されずになんとか作業できるとおもってましたが駄目でした。慢心でした。前回アナフィラキシーショックで入院してから3週間もたってないのにーー。

であわてて巣板をいれて巣箱にフタをして、ざっと片付けます。
で、たいした効果は期待できないんでしょうけど持っていたステロイド軟膏を塗って抗ヒスタミン剤の飲み薬を飲みました。

その日は家族が法事で家におらず、とりあえずまた刺されたとの電話をいれ
知人に車を運転してもらい慌てて自宅に戻りました。車で数分程度の距離です。

このときは刺された箇所がやや痛みがあり少し腫れる程度で、全身症状はありませんでした。知人にそばで待機してもらい、万が一の場合は救急に連絡するようお願いしました。

気を失うと失禁するのでまずトイレにいき、倒れると頭をうつので横になり
エピペンを握りいつでも注射できる準備をし待機しました。

刺されて20分ぐらいたった頃から
頭に強烈なかゆみがでてきました、気持ち悪いぐらいかゆいんです、続いて体中にかゆみがでます。体中かきむしってました。

次に蕁麻疹が腕や足そして身体中でてきました、最初は米粒ほどの蕁麻疹がしだいに大きくなりボコボコの大豆サイズになり、さらにあつまって大きくなってきます。
腕、胸、足が紅潮していきます、これらの症状は全身に拡大していく傾向でした。

たしか皮膚症状だけではアナフィラキシーショックとはいえず
エピペンの自己注射はまだいいかな、と思っていました。

ここでおさまってほしいと思っていましたが
その後体が熱くなってきて、汗をかき熱くて上着を脱ぎました。

その後だんだん頭がフワフワしてきた感じがして少しぼーっとしてきました、続いてはぁーはぁーと息が荒くなってきました。

知人からも、我慢しないで手遅れになる前にそのエピペン使ったほうがいいと言われ

前回の失神の経験から、このままだとまたここで失神する可能性が高いと思ったのでエピペンを注射する決断をしました。ここまで蜂にさされて一時間弱ぐらいでした。

練習どおり慌てず作業着を脱ぎあぐらの体勢でふとももにエピペンを注射しました、針がカチンと刺さるときは特に痛みも感覚もありませんでした、練習用トレーナーとおんなじ感覚です。針が刺さったあとはちょっと血がにじんた程度でした。

注射後はアドレナリン注射の効果なのでしょうか、すぐに体がおちついたようでフワフワ感がなくなり体が楽になり、意識がしゃきっとした感覚になりました、不思議です。

で、前に受診した病院に電話したところ、呼吸困難でなければ今すぐ救急搬送ではなく、様子を見て近くの病院でもいいだろうという話でしたので、

病院にいかなくても落ち着いたので大丈夫かなとちょっと思ったのですが、

やはり心配ですので知人に車にのせてもらい近くの内科を受診しました。

手の甲から輸液の点滴を受けしばらくベットの上で休んでいました。この間も何度も看護士の方が私の様子を確認してくてれました。

だいぶ落ち着きましたので医師からはボスミンはいらないねーとのことでした。

で、経過をみるため入院してくださいとの話でしたが、また入院となると大事になるので帰りたいとお願いし、入院は不要との判断になりました。

ただし、今夜にもまたアナフィラキシーショックがあるかもしれないのですぐにエピペンを処方してもらい、何かあったらすぐに119番に連絡してくださいとのことでした。

医師のよるとエピペンを打つタイミングはもっと早くてもよくて、今度はすぐに119番したほうがいいねとのことでした。でもいろいろ遠慮して躊躇しまうんですよねー。

もう抗体がしっかりできてしまったのか危なくて養蜂できませんね。

おしまい。



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