2019年5月12日日曜日

蜜蜂の有利な飼ひ方 昭和4年発行 デマリー式の分封防止法

蜜蜂の有利な飼ひ方
著者 主婦之友社編輯局
昭和4年 1929年発行


http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1033297

90年前の養蜂本ですが読みやすい。
当たり前ですが、基本的なところは今と同じですね。
寄生が始める前のようで、さすがにミツバチヘギイタダニについては記述はなし。




(p9)従来我が国の蜜蜂飼育法はほとんど名ばかりであって、自然に放養すると同等なものであり、全く原始的な、また極めて粗放な、何ら合理的なところのない飼い方でありました。


(p10)これまで往々に養蜂を試みて失敗した方のあるのは、何ら予備知識もなく、またその技術を研究せずに、ただ漫然と飼養した結果であります。こういう方は失敗の罪を蜜蜂そのものに帰し、養蜂業全体を呪詛するにするに至るのですが、誤れるもまた甚だしいものであります。養蜂業に志す人は、まずこの点に注意していただきたいのであります。


(p71)分割の時期

蜂王さえあればいつでも分割し得るものでありますが 、収蜜の関係上 流蜜期の前か後に行うのであります。 しかし流蜜期前に行えば収蜜に利用しがたいので, 熟練家は十分収蜜に働かせて後にこれを行うのであります 。けれども経験の浅い人は 流蜜以降に分割すればその後の管理に混乱しますから、 むしろ流蜜期に入ろうとする時までに分割しておけば安全です。

(p77)デマリー變式の分封防止法
蜂群に分封の念が盛んになった場合、最早姑息な方法でこれを消散せしめることは困難であります。かやうに分封熱の昂進したときは、最も進歩した分封防止の良法として賞用されつつあるデマリー變式の分封防止法を試みることであります。そのデマリー變式とは、極く少しの蜂児を有する巣脾一枚と、、、、、

(これ4段以上のっけるということ???)







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